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安全な作業環境にするためには、性善説?性悪説?そして『性弱説』

2015年5月号の「林材安全」に興味深い記事がありましたので紹介します。
以下要約

シリーズ労働安全のヒント『性善説、性悪説、性弱説』奥田吉春(P22~)

性善説とは「人は基本的に善である。(孟子)」という考え方で、作業者は基本的にルールを守るので、ルールを策定し災害対策を講じれば問題無いとなります。
性悪説は「人の性は悪なり、その善なるものは偽りなり。(荀子)」であり、作業者はルールを無視した作業行動をとりやすく、安全ルールの策定だけでは実質的な効果が期待できず「監視」や「制限」をする必要があります。
そして最近では新しい考え方として『性弱説』が提案されています。
『性弱説』は「人間は普段は良心的だが、ミスしやすく、それを隠しやすい現場では魔がさすこともある」という考え方です。手抜きが容易な作業システムの環境のままにしておくのは、作業者を誘惑して不安全行動をそそのかしているようなものだと言える。そのような危険から作業者を守るのはトップの責任だという考え方が大事です。
一方で「ヒューマンエラー」特に「意図しないエラー」は、ついうっかり…や間違いといった人間の特性として必ず発生するものと考えて対策を講じる必要があります。作業システムや機械の設計において「フールプルーフ」という概念があります。その意味は「よくわかっていない人が扱っても安全」です。例えば〔ドアを閉めなければ加熱できない電子レンジ〕や、〔ブレーキを踏まないとシフトレバーをパーキングの位置から動かすことのできないオートマチック車〕などが該当します。その考え方の根底には「人間はミスするもの」、「人間の注意力はあてにならない」という前提があり、安全設計の基本として重要な概念になっています。
性弱説は、フールプルーフの心理的側面と言えるのかもしれません。『性弱説』に立って考えれば、柔軟なシステムが構築できるといわれています。

性弱説、なかなか説得力があります。

上野@本所
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