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なるほど、安全文化

世の中にはいろいろな文化がありますが、「安全文化」という聞きなれない文化があることを知りました。

『林材安全(5月号)』によると、

 「安全文化」はチェルノブイリ原発事故の際にIAEAの調査報告書で初めて提唱された概念と言われております。原発事故の原因は当初、「運転員の操作ミス」とさていましたが、調査が進むにつれ、安全性に対するの組織的な要因が明らかになり、「安全文化の欠如」が根本原因であると指摘されました。

 事故や災害の直接の原因は、多くの場合、ヒューマンエラーと言われてきました。そのため、安全で効率的な作業手順を定めて作業者の知識や技能を高めてきました。しかし、「手順を守ると効率が悪くなる」と作業者が考えているようでは、作業手順の違反が起きやすくなります。このため、知識だけでなく作業手順を守る必要性や安全対策のもつ意味を一人一人が十分に理解し、実践に移すことが大事です。「安全文化」とはこのような意識と行動が組織内に行き渡る状態を目指しています。

 イギリスのジェームズ・リーガンによると
 「安全文化とは、恐れを忘れずに努力を継続すること」と述べ、安全文化を創る次の4つの要件を示しています。
 ①「報告する文化」
   災害事例やヒヤリハットを隠さず報告し、報告にもとづき事故の芽を事前に摘み取る
 ②「正義の文化」
   叱るべきときは叱る、という規律。不安全行動を放置しない。ただし、報告に対しては非難や処罰を行うのではなく、   情報提供を奨励する雰囲気を創ることが大切。
 ③「学習する文化」
   報告や情報から学び必要な改革を繰り返し実施する
 ④「柔軟な文化」
   状況に応じて柔軟に対応できる組織を目指す

安全文化の構築には個人個人の問題と組織の2つの側面があります。
 個々の作業者に求められるのは「なぜそれが大事なのか」という理解力と行動力。
 組織としては人間の行動特性を理解して、エラーを防ぐ行動戦略を立てること
この両輪を忘れず安全対策を実践していきたいと思います。

上野@本所
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