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高知県のタワーヤーダ

丹波地域森林・林業活性化推進会議でタワーヤーダ(香美森林組合)とH型架線集材(㈱とされいほく)の先進地視察研修に行ってきました。

タワーヤーダもH型架線集材も、基本はゴンドラのようにワイヤー(架線)を使って伐採した木を移動させて木材を集めてくる架線集材というやり方で、それはそれで大変なのですが、山の中に高密度に作業道を開設できない急傾斜地で威力を発揮します。

というとなんだか硬いですが、小学生風に言うと外国製のかっちょえー林業機械と、複雑でわけわかんないくらいでかくて凄い架線技術を見に行ってきました。

手前からトラクター、タワーヤーダ、ハーベスタ

以下林業機械愛好者向け
牽引式タワーヤーダ ワンダーフォルケc2t(オーストリア マイヤーメルンホフ社製)・搬機シェルパ(同社製)3tタイプは、~400m程度の線を張って、線の両側30m程度の集材が可能。タワーがあることで架設撤去が容易、自動運転機能で省力化が可能。併用のオートチョーカーはリモコンによる荷外しができるので、ハーベスタに乗ったまま荷外しをして造材。(プロセッサーはチルト機能がないので使いにくい)また、タワーヤーダからの集材だけではハーベスタが遊ぶので、近くにスイングヤーダを稼動させ両方の集材木を造材。スイングヤーダオペと荷掛けの2名+ハーベスタオペとタワーヤーダの荷掛けの2名の計4名が1セット。日本の森林地形は谷のひだが多いので、短距離のスイングヤーダと中距離のタワーヤーダと組み合わせることで効率的な集材ができる。
タワーヤーダの移動にはトラクター(ジョンディア6930プレミアム)を使用。

トラクター

当初プロセッサーとタワーヤーダのコンビマシーンを検討したが、日本では橋が渡れない、カーブが曲がれないので諦めた。ヨーロッパは陸続きなのでいつ戦争が起きても対応できるように、道は戦車が通れる規格になっているらしい。ドイツのフォレスターによる現地調査の結果、「大型機械と比較すると安価、投資コストを回収できる、トラクターによる牽引式のタワーヤーダが成長途上の日本の森林に適している」と提言を受ける。と言っても、円高時でタワーヤーダが33百万円、トラクターが12百万円、オートチョーカーが1.4百万円と結構な買い物ではある。

タワーヤーダ、ハーベスタ、スイングヤーダ(グラップル)

ただ単に先進的な機械を所有しているだけではなく、組織として理念や計画を明確にしており、国の施策に振り回されるのでなく、施策を利活用できる事業体だと感じた。
団地化にも力をいれていて、森林所有者向けの組合のパンフレットが「森林組合って何だろう?」という表紙から始まる。造林世代の次の世代はほとんどが山に関心もなく、当然森林組合も知らない、という認識から始まっているのが印象的でした。

香美森林組合さん勉強になりました!ありがとうございました!!


㈱とされいほくもH型架線集材という高い技術力と、事業体としても明確なビジョンのあるステキな事業体でした。が、また今度。


上野@本所
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