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木の価値を高めて林業を元気にする

丹波地域森林・林業活性化推進会議の主催で
林材ライターの赤堀楠雄さんの林業講演会がひらかれました。

赤堀楠雄さんは長野県上田市で里山暮らしを行いながら、フリーの記者として林業や木材・住宅産業に関する記事の執筆をされています。林業関係の雑誌(というものが世の中には存在します)で記事をよく見ますし、著書も多数です。
僕も先日「有利な採材・仕分け実践ガイド」を拝読させて頂いていました。

講演会では

山(林業)と街(ユーザー)には大きな隔たりがある
「木の家に住みたい」人が多くても(内閣府世論調査で8割)、実際の施主の関心はデザインや設備(キッチンなど)、価格などで木への関心は薄い。県産材を使うのは、補助制度があるからで、無くなったら使わない。

現在ニーズがあるのは、
低質材(合板や集成材やバイオマス向けの材)で、加工技術で価値を生み出す。【例:ソーセージ…特別にいい肉でなくても、加工技術でおいしくできる】加工度が高まるほど、加工コストがかかるので原料調達コストを下げる傾向がある。となると、山側の森林所有者は潤わないという現状。薄利多売の悪循環

木材利用のトレンドは
従来から
①大量生産・大量消費型の木材利用(大壁構造材、合板、集成材等)
②木の良さを生かした高付加価値型の木材利用
がある
外材は双方でマーケットシェアを高めてきたが、現在①は国産材の需要が高まっていて、②を外材が占めるようになっている。
今後、消費税アップ、少子化で新築需要激減は必至。これからリフォームや商業施設内装で、付加価値型の利用が増える可能性が高い。リフォームや内装工事では仕上げ材だけでなく下地材も多様される
→小割材や板材のニーズが高まり、優良材林業にもチャンス!
(優良材とは無節、通直で芯がずれてない、色合いが良い、目がそこそこ詰んでいる、死節がない…)

後半は製材屋さんや住宅・家具での利用の話。
様々な工夫でユーザーメリットを考え価値を高めている。
そのなかで、マーケットアクセスの話を初めて聞く。
ツーバイフォー材やシステムキッチンは規格化がされ、周辺機器の開発や互換性があり、ユーザーメリットが高まる。木材では等級制度が曖昧でユーザーやデザイナーが利用しにくい状況にある。

最後に
コストダウンばかりの引算ばかりでなく、付加価値をつくる(足算)の林業で元気な林業、元気な地域を目指す、好循環をつくる!と締めくくられました。


山側は木材価格が上がらないとぼやいてますが、上げるための新しいアクション、山からの発信力を強める、木のデザイン性を高める、ユーザーメリットを第一に考えるなどなどを興して前に進みたいと思います。


上野@本所
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